イグアイン“返納”のミラン 後釜はポーランド新鋭FW、週明けに44億円での獲得発表へ
ミランがストライカー“入れ替え” ジェノアから得点ランク2位のピアテク獲得でクラブ間合意
名門復活を期すACミランは、冬の移籍市場でストライカーの入れ替えを行う動きを見せていて、放出と入団をほぼ同時に発表する模様だと、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ミランは今季ユベントスからアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを1年間の期限付きで獲得していたものの、昨年11月11日に行われた古巣ユベントスとの一戦(0-2)で退場処分になったことが一つの転機になり、一気に調子を落とした。クラブとの関係にも溝が生まれ、ミランは今季終了後の買い取りオプションを行使しないという方針が表に出ていた。
イグアインはミラン退団を望み、ユベントスは現金化を望むという状況の中で、代理人を務める兄のニコラス氏はロンドン入り。かつてナポリで指導を受けていたマウリツィオ・サッリ監督が率いるチェルシーへの移籍を画策した。結局、所属元のユベントスとチェルシーが合意に至ったことにより、イグアインの処遇は買い取りオプション付きでチェルシーへの期限付き移籍になると見られている。
その移籍によりストライカーがいなくなるミランが目をつけたのは、セリエA1年目ながらジェノアで今季大ブレークしているポーランド代表FWクリシュトフ・ピアテクだった。母国のKSクラコビアから450万ユーロ(約5億6000万円)の移籍金でやってきたストライカーは、19試合を終えた現時点で得点ランキング首位に立つユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにわずか1ゴール差の12得点となっている。その活躍により国内外のクラブから注目を集めるなか、ジェノアとの交渉を最初にまとめたのはミランだったという。
ミランは移籍金3500万ユーロ(約44億円)に加えてボーナスも保証するという条件で、ジェノアとクラブ間の合意を果たしているという。ピアテク本人とも、年俸200万ユーロ(約2億5000万円)をベースにクラブのタイトルやゴール数でボーナスが付与する5年契約で合意に至ったと報じている。
ただし、ミランはイグアインの移籍が正式決定してからサインすることを望んでいる。図らずもそれはミランとジェノアの試合が予定されている21日となりそうで、ピアテクは移籍先を相手にジェノアでの最終戦を戦うことになるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)