殊勲の塩谷を超える最高評価を得たのは? 英記者がウズベキスタン戦“先発11人”を採点
苦しみながらウズベキスタンに逆転勝利、全2ゴールに絡んだ室屋は最高タイの「8点」
森保一監督率いる日本代表は、17日に行われたアジアカップ・グループリーグ第3戦でウズベキスタンを2-1で破った。前半40分に先制点を許す苦しい展開のなか、今大会初先発となったFW武藤嘉紀(ニューカッスル)とDF塩谷司(アル・アイン)がゴールを奪って逆転に成功。グループリーグ3連勝での首位通過で決勝トーナメント進出を果たした。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が、ウズベキスタン戦に先発した11選手を10点満点で採点。最高点は同点弾を決めた武藤に加え、全2ゴールを演出したDF室屋成(FC東京)、右サイドで果敢なドリブル突破を見せたMF伊東純也(柏レイソル)の3人に与えられた。
◇ ◇ ◇
■ウズベキスタン戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台) 7点
ウズベキスタンFWエルドル・ショムロドフのゴールに関しては、阻止するための他のアプローチ法があった感は否めない。それでも、自分のテリトリー内では上手く対応し、試合終盤には日本の勝ち点3に貢献する見事なセーブを披露した。
【DF】
室屋成(FC東京) 8点
守備面でもソリッドだったが、室屋が輝いたのはファイナルサードだった。インチの単位で完璧なクロスを供給し、武藤のゴールを演出した。サウジアラビア戦の先発に向け、確実にプッシュされる存在となった。
三浦弦太(ガンバ大阪) 6点
失点の場面では槙野が裏を取られた左サイドから崩されたが、それにしてもカバーに入った三浦もあまりにあっけなくやられてしまった。しかし、他の場面では手堅くプレーしていた。
槙野智章(浦和レッズ) 5点
ウズベキスタンMFドストンベク・ハムダモフのパスやショムロドフのパスでは迂回してしまい、引っ張り出されてしまった。ショムロドフに与えたゴールは、彼に責任がある。
佐々木翔(サンフレッチェ広島) 6点
佐々木には長友佑都のような本能的な攻撃性が欠けている。薄い効果だったが、彼は次の試合の先発確保に固執はしていなさそうだ。
[ftp_del]
>>【PR】元浦和の鈴木啓太氏が2018年Jリーグを総括 DAZNで広がる「観る側の面白さ」
[/ftp_del]
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。