英国人記者がアジア杯オマーン戦“先発11人”を採点 日本代表で脅威となった選手は?
決定力不足を露呈し1-0で辛勝、MOMにはPK弾の原口を選出
日本代表は13日、アジアカップのグループリーグ第2戦でオマーンと対戦し、1-0と勝利した。
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初戦でFIFAランク127位の格下トルクメニスタンに3-2と接戦を演じた日本は、同82位のオマーン相手にも苦戦を強いられた。序盤から再三にわたって決定機をつかむも決めきれず。前半28分にMF原口元気(ハノーファー)が自ら獲得したPKを決め、結局これが決勝点に。2連勝で決勝トーナメント進出を決めたとはいえ、微妙な判定によって救われるなど、日本にとっては消化不良な一戦となった。
2試合連続の辛勝となったなか、かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏は、この試合をどのように見たのか。オマーン戦に先発した11選手を10点満点で採点。「両チームの“違い”になった」とマン・オブ・ザ・マッチに選んだ原口と堂安律(フローニンゲン)の両サイドハーフに、最高評価となる7点を与えた。
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■オマーン戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
権田修一(サガン鳥栖) 5点
トルクメニスタン、そしてオマーンとの2試合で、日本が求める守護神ではないことを証明してしまった。ゴールラインを離れるのが遅すぎるし、権威を持ってペナルティーエリアを統治することができていない。
【DF】
酒井宏樹(マルセイユ) 6点
酒井にとっては、比較的静かな夜だった。オマーンは何人もの選手が低い位置で構えていたので、前方の深い位置に進出することは滅多になかった。
冨安健洋(シント=トロイデン) 6点
プレーし慣れたセンターバックに戻り、吉田の隣で非常に自信があるように見えた。
吉田麻也(サウサンプトン) 6点
彼の最も自信に満ちた試合ではなく、前半はバックパスでいくつか懸念すべきシーンもあった。しかし、前方へのロングパスではオマーンの守備を苦しませた。
長友佑都(ガラタサライ) 6点
トルクメニスタン戦の後半ほど攻撃的ではなかったが、それでも原口元気をサポート。守備で問題はほとんどなかった。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。