バルサに悲報 ラフィーニャの長期離脱による代替選手登録申請をFIFAが却下

今夏獲得のMFアルダはお蔵入り継続

 FIFA(国際サッカー連盟)は、来年1月まで補強禁止処分を受けているバルセロナからのトルコ代表MFアルダ・トゥランの追加登録要請を却下した。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
 ブラジル代表MFラフィーニャは、16日のUEFAチャンピオンズリーグ1次リーグ初戦のローマ戦で、後半17分に背後からベルギー代表MFラジャ・ナインゴランのスライディングタックルを右足に受けて負傷交代した。バルセロナは、22歳の若き才能が右膝の前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷によって半年間離脱することを発表した。
 
 EU圏外の未成年外国籍選手獲得の規定違反により、バルセロナはFIFAから2016年1月まで新加入選手の選手登録を禁じられている。しかし、今回のラフィーニャ離脱により、特別措置を求めていた。
 
 しかし、切なる要求もむなしく、今年の夏にアトレチコ・マドリードから獲得したアルダの登録は認められなかったとリポートされている。バルサはセビージャからスペイン代表MFアレイクス・ビダルも獲得しているが、同様に来年1月まで試合に出ることはできない。今後も、チームでのトレーニングを続けていくことになっている。
 開幕4連勝で首位に立っていたバルセロナだが、23日のセルタ戦で1-4とまさかの大敗を喫した。昨季は三冠を達成したが、獲得した新戦力も来年1月までお蔵入り。ラフィーニャの故障もあり、チームの新陳代謝は進んでいない。残り約3カ月間、絶対王者は我慢の時を迎えそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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