前年準Vの流経大柏、2年連続の選手権4強! 自慢の堅守で秋田商に1-0と完封勝利
開始6分で生まれた八木の1点を守りきる
第97回全国高校サッカー選手権は5日、フクダ電子アリーナで準々決勝の秋田商(秋田)対流通経済大柏(千葉)が行われ、流経大柏が1-0で勝利し、2年連続でベスト4進出を果たした。
前回大会の準優勝校である流経大柏は、32年ぶりにベスト8入りを果たし勢いに乗る秋田商との一戦で、開始早々に大きな1点を奪う。前半6分、左サイドからMF熊澤和希がゴール前にロングスローを放り込むと、FW岡本竜がヘディングで合わせて相手守備陣がブロックしたところをMF八木滉史が押し込み、流経大柏が先手を取った。
その後もセットプレーから次々とチャンスを作り出すも、追加点を奪うことはできず1点のリードのまま試合を折り返す。後半に入ると、秋田商のゴールキックが大きく流れてGKと1対1になるピンチも迎えたが、GK松原颯汰のコースを切ったセービングで難を逃れた。その後は熊澤のロングスローにDF関川郁万が打点の高いヘディングで合わせるなど、再び試合の主導権を握る。
終盤になると流経大柏は持ち前の盤石な守備ブロックを築き、秋田商の攻撃を寄せ付けず試合をコントロールし、そのまま1-0で勝利した。流経大柏は初戦の徳島市立(徳島)戦で2-1と失点を喫したものの、その後は3回戦の星稜(石川)戦、準々決勝の秋田商をともに1-0と完封勝利。大会屈指の守備力を誇示する形で、2年連続の準決勝の舞台へと駒を進めた。
(FOOTBALL ZONE編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)
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