1年間で縮めた“5cmの執念” 秋田商が選手権で見せる快進撃「甲子園は凄かったけど…」

秋田商が32年ぶりとなる準々決勝に駒を進めた【写真:Football ZONE web】
秋田商が32年ぶりとなる準々決勝に駒を進めた【写真:Football ZONE web】

3日の3回戦で龍谷をPK戦の末に破り、32年ぶりに準々決勝へ進出

「勝つのは誰だ?」「俺たちだ!!」

 PK戦を前に、秋田商(秋田)は選手や監督、スタッフ全員が円陣を組んで、叫ぶように声を揃えた。3日に行われた第97回全国高校サッカー選手権3回戦の龍谷(佐賀)戦は1-1で80分間を終え、PK戦に突入。4対2で秋田商がPK戦をものにし、32年ぶりとなる準々決勝に駒を進めた。

 1回戦で名門の四日市中央工を2-0、2回戦では2013年に優勝を果たした富山一を1-0で撃破した秋田商は、ダークホースとして旋風を巻き起こしている。龍谷戦は前半17分にビハインドを背負う厳しい展開となったが、DF山本翔太が後半アディショナルタイムにCKから劇的な同点ヘディング弾を決めると、勢いそのままにPK戦も制した。

 小林克監督は試合後、「選手たちはどこか鈍感なところがあるので、選手権という大舞台でも緊張せずにサッカーを楽しめているところがある」と今大会の快進撃を振り返る。また、殊勲の同点弾を決めた山本の活躍にも目を細めた。

「彼は去年の神村学園戦で同じような場面があって、その時はヘディングがあと5センチほど足りなかったんです。試合は負けることになってしまって。でも、今日はそれが届きましたし、この1年で、その5センチを縮めることができたのかな」

 前回大会、秋田商は1回戦で神村学園(鹿児島)と対戦し、0-1で惜敗。当時の一戦にも出場していた山本は、セットプレーからのクロスにタイミング良く飛び込むも、ヘディングはわずかに届かず、シュートを打つことができずに初戦敗退を余儀なくされた。

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