長崎総科大付、初出場の浜松開誠館に1-0勝利 湘南内定のMF鈴木が決勝弾の起点に
後半23分、鈴木→古堅とつなぎ、最後はMF千葉が値千金のヘディング弾
第97回全国高校サッカー選手権は2日に各地で2回戦を行い、NACK5スタジアムの第1試合は長崎総科大付(長崎)が浜松開誠館(静岡)に1-0で勝利してベスト16に進出した。
静岡から初出場の浜松開誠館と名将・小峰忠敏監督が率いる長崎総科大付の一戦は互いに初戦の硬さが見られ、膠着した試合展開になった。前半でゴール前に迫ったチャンスは17分に浜松開誠館がFW弓場堅真のワンタッチパスからMF前田大輝が飛び出して放ったシュートがわずかに外れたものと、同28分に長崎総科大付がロングスローからDF篠田翔太がヘディングで狙ったシュートがクロスバーに当たったもので、どちらも得点なく前半を終えた。
後半も互いにゴール前に入り込めない展開が続いたが、ワンチャンスを先にものにしたのは長崎総科大付だった。後半23分、右サイドでボールをキープしたJ1湘南ベルマーレ内定のMF鈴木冬一が戻したボールをDF古堅詩音がゴール前に送ると、走り込んだMF千葉翼がヘディングで決めて大きな先制点を手にした。
浜松開誠館は186センチの長身FW柳本龍士郎を投入して反撃を狙ったが、したたかに時間を使う長崎総科大付の前に決定機は作れず。このまま1-0で試合は終了し、長崎総科大付が3日の3回戦に駒を進めた。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
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