天才バッジョ、20歳時の“60m単独ドリブル弾”に伊紙が再脚光 「1人で全てを行った」
1987年9月のミラン戦で、自陣からドリブルで持ち込みDF2人、GKをかわして追加点
フィオレンティーナは現地時間22日、セリエA第17節でACミランと対戦する。イタリアメディアは、両チームに在籍した経歴を持つ元イタリア代表FWロベルト・バッジョの同カードでの鮮やかな単独ゴールに再びスポットライトを当て、「1人で全てを行った」「サン・シーロを魅了した日」と紹介している。
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かつて世界中のサッカーファンを魅了したバッジョ。ユベントスで10番をつけてプレーする前は、フィオレンティーナに所属していた。イタリア紙は22日にフィオレンティーナとミランが対戦するのに合わせ、若かりし頃の“ファンタジスタ”のゴールを回想している。
ピックアップされたのは、フィオレンティーナ移籍3年目の1987年9月20日に敵地で行われたミラン戦(2-0)だ。のちにJリーグ初代得点王となる元アルゼンチン代表FWラモン・ディアスのゴールでフィオレンティーナが先制したなか、後半33分に20歳のバッジョに見せ場が訪れる。
ミランに押し込まれるなか、自陣でこぼれ球を拾ったバッジョはカウンターを発動。一気に加速して瞬く間にハーフウェーラインを越えると、味方のフリーランニングを利用して相手DF2人の間を突破。ペナルティーエリア内で飛び出してきたGKもかわし、無人のゴールに冷静にシュートを流し込んだ。
60メートル超の“単独ドリブル弾”に対し、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「ヴィオラ(フィオレンティーナの愛称。紫の意)の20歳バッジョがサン・シーロでショー」と言及。「ヴィオラのサポーターが常に覚えているであろう試合。サン・シーロでミランに2-0。ディアスのゴールの後は、若き日のロベルト・バッジョのゴール。彼は1人で全てを行った」と紹介している。
また、イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」も、「ミラン対フィオレンティーナ、若き日のバッジョがサン・シーロを魅了した日」との見出しで、「ヴィオラの若き才能は素晴らしいゴールを決めた」と伝えている。
バッジョの引退からすでに14年が経過しているが、稀代のファンタジスタが残したインパクトは今なお語り継がれている。
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