「日本にとって二つの奇跡」 イニエスタ&トーレスの“Jリーグ加入効果”に海外注目

神戸MFイニエスタ(左)、鳥栖FWトーレス(右)【写真:Getty Images】
神戸MFイニエスタ(左)、鳥栖FWトーレス(右)【写真:Getty Images】

神戸はイニエスタ加入後44.2%、鳥栖はトーレス加入後38.7%の平均観客数アップ

 2018年のJ1リーグは、川崎フロンターレの連覇で幕を閉じた。様々なトピックがあったなかで、今季の象徴的な出来事が元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)と元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)の加入だろう。世界的ビッグスターの上陸でJリーグの注目度はアップし、観客数も増加。スペインメディアは「日本にとって二つの奇跡」と報じている。

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 イニエスタは今夏、ユース時代から一筋22年間を過ごしてきたバルセロナを退団し、新天地にJリーグの神戸を選んだ。7月22日のリーグ第17節湘南ベルマーレ戦(0-3)で日本デビューを果たすと、第21節ジュビロ磐田戦(2-1)で圧巻の反転トラップから初ゴールを決め、卓越したテクニックで観る者を魅了した。ホームゲームは5試合連続で完売となるなど、イニエスタ加入前の7試合の観客数が平均1万7170人だったのに対し、加入以降の10試合は全て2万人超の平均2万4752人。実に44.2%も動員数がアップした。

 一方のトーレスも、アトレチコ・マドリードから鳥栖に加入。チームが残留争いに巻き込まれるなか、献身的なプレーを貫き、8月26日のリーグ第24節ガンバ大阪戦(3-0)の初ゴールを含む、3得点2アシストの成績を残した。トーレス加入までの8試合が平均1万2452人だった観衆は、第17節ベガルタ仙台戦(0-1)以降は平均1万7265人と38.7%アップとなった。

 スペイン紙「エル・ムンド」は、J1全体の1試合平均観客数が1万9064人だったことに触れつつ、「イニエスタとトーレス、日本にとって二つの奇跡:彼らの到着から観衆が40%アップ」と伝えている。

 神戸には来季から元スペイン代表FWダビド・ビジャの加入が決まっており、イニエスタ、ポドルスキとの強力トリオが誕生。Jリーグの注目度はさらに高まり、観客数も増加が見込めそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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