ファン・ハール監督、冬の移籍市場でベイル獲得を熱望 デ・ヘアと交換トレードへ

懸念される関係悪化の両クラブ

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が、1月の移籍市場でレアル・マドリードのウェールズ代表FWガレス・ベイルの獲得を望んでいるという。英紙「デイリー・ミラー」が伝えている。
 同紙によると、ファン・ハール監督はベイルの獲得を熱望。その条件として、今夏の移籍市場でレアル移籍寸前まで交渉が進んだスペイン代表GKダビド・デ・ヘアを交換条件に含むことを検討しているという。
 ベイルは、2013年に8600万ポンド(約155億円)ともいわれる移籍金でレアルに加入している。昨季はフランス代表FWカリム・ベン ゼマ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとともに「BBC」の愛称で呼ばれる攻撃ユニットを組み、爆発的な攻撃力を発揮した。
 しかし、今季からレアルを率いるラファエル・ベニテス監督は、ベイルをトップ下で起用するなど、昨季とは違った起用法を模索している。スペイン紙上で行われたアンケートでも、スペイン代表MFイスコのスタメン起用を望む声も多く、絶対的な中心選手と呼べるかは微妙な状況にある。
 その中で、サイドに突破力のある選手を配置することを好むファン・ハール監督が、レアルの望むデ・ヘアを交渉に組み込むことで、獲得できる可能性を高めようとしているという。
 レアルのフロレンティーノ・ペレス会長がユナイテッドの強化責任者を「アマチュア 」とこき下ろすなど、関係悪化が懸念されているイングランドとスペインの両ビッグクラブだが、大物選手同士のトレード交渉がスムーズに進むことがあるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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