三人が怪我で緊急交代 浦和監督も鹿島戦の激闘に驚嘆 「43年間のキャリアで初めて」

浦和レッズのオリヴェイラ監督【写真:Getty Images】
浦和レッズのオリヴェイラ監督【写真:Getty Images】

天皇杯準決勝の鹿島戦で1-0勝利も… 興梠、武藤、青木が次々と負傷交代のアクシデント

 浦和レッズのオズワルド・オリヴェイラ監督は、5日の天皇杯準決勝、鹿島アントラーズ戦で自身の68歳の誕生日に迎えた古巣対決で1-0と勝利。ベガルタ仙台と激突する9日の決勝進出を決めるも、試合後の記者会見で「43年間のキャリアの中で、怪我で三人の交代枠を使ったのは初めてだ」と激闘を振り返った。

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 浦和は前半から鹿島にボールを持たれる展開になり、「3回の明確な決定機を作られた」という状況だったが、同27分にDFマウリシオがコーナーキックからゴール。この1点を守り切る形で勝利を収めた。試合後には、とても実感のこもった表情と声で「非常に難しい試合だった」と話した。

 そのなかで、オリヴェイラ監督が苦言を呈したのがピッチコンディションと負傷者の関係だった。浦和は後半6分にFW興梠慎三がプレー続行不可能をベンチに伝え、同18分にもFW武藤雄樹が交代を要求するアクションをベンチに向かって行った。さらに同27分には中盤で倒れ込んだMF青木拓矢が左腕を押さえ、担架で運び出されて交代に追い込まれた。

「今日のピッチコンディションは非常にイレギュラーで、ボールもそうなった。そのため、攻める鹿島のプレーを妨げた面もあったでしょう。彼らがチャンスを作ったのはロングボールやセットプレーになった。しかし、興梠も武藤の足首の負傷であり、青木も芝に足を取られたところで倒れた時に手を着いてヒジを痛めた。少なからず、影響はあったでしょう。私の43年間のキャリアの中で、怪我で三人の交代枠を使ったのは初めてだ」

 指揮官は、この試合に向けた前日練習にサポーターの来場を呼び掛け、約350人のサポーターが83枚の横断幕を持参して決戦のムードを高めた。稀代のモチベーターによる手腕は、この日の浦和がどれだけボールを保持されても球際の戦いを止めずに、最終ラインで体を張るプレーにつながった。一方で、決勝戦までは中3日という状況になり、主力の怪我は大きな不安要素になる。

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