元ミラン監督モンテッラ、現指揮官の批判に反論 「これはハッキリと言っておきたい」
ガットゥーゾ監督が前体制のプレシーズンの過ごし方に不満露わ、モンテッラ氏が苦言
昨季途中までイタリアの名門ACミランを率いたヴィンチェンツォ・モンテッラ氏が、その後を継いだ元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の批判に対して反論している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューに応じた。
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モンテッラ氏は2016年夏にミランの監督に就任。当時は日本代表FW本田圭佑(現メルボルン・ビクトリー)も所属したチームは財政難も抱え、満足な補強ができずにシーズンを戦った。翌年には中国資本に株式を売却したクラブによる大補強があったが、成績不振により昨季の11月末に解任された。
その後にミランを率いたガットゥーゾ監督は、事あるごとにモンテッラ監督が主導したプレシーズンの過ごし方に不満を漏らしていた。しかし、モンテッラ氏は今回のインタビューで「これはハッキリと言っておきたい」と真っ向から反論している。
「監督交代の後、ガットゥーゾと連絡を取ったことはない。言いたいのは、彼がインタビューでプレシーズンのアスレチック的なトレーニングに対して言及するのは間違いだということだ。それは、私の領域にまで踏み込むことを意味しているからね。私は5年か6年は多くセリエAでの監督経験を持っている。多くの人が、どちらが正しいと考えるかは分かっているつもりだ」
モンテッラ氏はこう語り、昨季途中からミランでの指揮を執ったのが指導者としてのセリエAデビューになったガットゥーゾ監督に苦言を呈した。他にも、昨季加入したイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチに主将を務めさせたのは「クラブからの要求だった」と暴露するなど、昨季の中国資本が主導したクラブがギクシャクしたものになっていたことを窺わせた。
ミランでの解任後はセビージャを率いたものの、昨季限りで解任。イタリアでは戦術家としての評価を得ているモンテッラ氏は、再び表舞台に帰ってくるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)