本田は“異色の存在” プロフェッショナリズムを豪州メディアが称賛「真のレジェンド」
3試合連続弾でチームの4連勝に貢献も、「まだ満足していない」と“辛口”の自己評価
メルボルン・ビクトリーのMF本田圭佑は、1日のAリーグ第6節ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦(WSW/4-0)に先発出場し、3戦連続ゴールとなる鮮やかな先制ヘディングシュートを叩き込んだ。チームの4連勝に大きく貢献したが、試合後に「まだ満足していない」と語った本人の飽くなき向上心に対し、Aリーグ公式サイトは「ケイスケ・ホンダはほとんどのフットボーラーとは違う」と伝えた。
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今季開幕から全試合ゴールに絡んでいる本田は、この試合でも強烈な存在感を放った。前半11分、左サイドのペナルティーエリア手前からオーストラリア人MFテリー・アントニスが浮き球のクロスを供給すると、ファーサイドへ走り込んだ本田が頭で合わせ、強烈な一撃でネットを揺らした。
その後、前半に2点を追加したメルボルン・Vは、後半にアントニスがゴールを決めて4-0で勝利。本田は3試合連続弾を含む、リーグ6試合で4ゴール3アシストと圧巻のパフォーマンスを見せている。
しかし、本人の自己評価は思いのほか厳しかった。試合後、衛星放送「FOXスポーツ」のインタビューに報じた本田は「僕はまだ満足していない」と切り出し、自身の見解を述べている。
「僕らはもっと良くなれると思う。今日得点できたし、チームも4点を挙げたけど、ミスも多かった。決して良かったとは思っていない。次の試合に向けて気持ちを切り替えないといけない」
本田は、自身にとってフットボールを「エンターテインメント」と位置づけ、「ファンやサポーターを、90分間を通して幸せにするのが仕事だと思っている。だから僕らはゴールを奪い、アグレッシブに攻めなければならない。全てはそのため」と語った。
Aリーグ公式サイトは、「ほとんどのフットボーラーは4-0で勝利して喜ぶだろうが、ケイスケ・ホンダはほとんどのフットボーラーとは違う」と特集。オーストラリアのテレビ局「10 sport」もそのプロフェッショナリズムを「真のレジェンド」と称えている。