「最もドラマチックな瞬間?」 FIFA公式がW杯日本代表の一枚投稿「同意」「泣いた」

日本代表はベルギーをあと一歩のところまで追い詰めた【写真:Getty Images】
日本代表はベルギーをあと一歩のところまで追い詰めた【写真:Getty Images】

日本対ベルギーの激闘からFIFAが一枚の写真をセレクト、「悲しい」「泣いた」の声

 今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)は、フランスの20年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。日本代表はグループリーグを2位で突破し、決勝トーナメント1回戦でベルギーに2-3と敗れたが、FIFA(国際サッカー連盟)の公式インスタグラムが「最もドラマチックな瞬間?」として日本代表の試合から一枚をセレクトしている。

 大会2カ月後に控えた4月に日本代表を率いていたバヒド・ハリルホジッチ監督が解任され、西野朗新監督が就任するなど激震が走ったなか、グループリーグ初戦のコロンビア戦ではMF香川真司、FW大迫勇也のゴールで2-1と勝利。続くセネガル戦は先制されるも、MF乾貴士、MF本田圭佑のゴールで2-2と引き分けた。第3戦ポーランド戦はメンバーを入れ替えて0-1と敗れるも、グループ2位通過で決勝トーナメント進出を果たした。

 当時FIFAランキング61位の日本と同3位のベルギーが激突した一戦の下馬評は、圧倒的に後者が優位と見られていた。だが0-0で迎えた後半にMF原口元気、乾の連続ゴールで2-0とリード。後半途中まで日本が優勢だったが、同24分に1点返されると、同29分に同点に追いつかれる。2-2で迎えた後半アディショナルタイム4分、日本のCKからベルギーの鋭いカウンターを浴びると、一気にゴール前まで崩されて被弾。日本は惜しくも16強で涙を呑んだ。

 FIFA公式インスタグラムは日本対ベルギー戦から一枚の写真をピックアップ。ベルギー代表MFナセル・シャドリが決勝ゴールにつながるシュートを放った瞬間のもので、日本代表DF昌子源が体全体を投げ出してスライディングで阻止しようとしている姿も捉えてる。

 FIFAが「W杯で最もドラマチックな瞬間?」と綴った一枚を投稿すると返信欄では「同意」「最高の瞬間」「悲しい」「W杯で二番目のベストゲーム」「泣いた」「日本は最高のチーム」などのコメントが並んだ。

 決して下馬評の高くなかった日本だが、強豪ベルギーと互角の勝負を演じ、後半の終了間際に華々しく散った一戦は、世界に大きなインパクトを与えたと言えるだろう。

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