ポスト内田、長友になれるのか ハリルジャパンの両翼、ダブル酒井に掛かる期待

内田は故障、長友はインテルで出場機会減 ついに世代交代なるか

  2018年ロシアワールドカップに向けたアジア二次予選の戦いに臨む日本代表。8月の東アジアカップはJリーグでプレーする選手で臨んだが、今回は海外組も合流。バヒド・ハリルホジッチ監督の言葉を借りれば、「真のA代表」で臨む戦いになる。
 日本代表の両サイドバックは、長らく内田篤人(シャルケ)と長友佑都(インテル)が務めてきた。しかし、内田は負傷によりしばらくプレーできない。長友もプレシーズンでは本職のサイドバックとしてはほとんどプレーさせてもらえず、先日のリーグ戦でも右サイドバックとしての起用だった。
 2人のレギュラー格が故障と所属クラブでの出場機会を見つけられない現状は、今までバックアップに甘んじてきた選手たちにとってはチャンスと言えるのかもしれない。酒井宏樹(ハノーバー)と酒井高徳(ハンブルガーSV)の“ダブル酒井”にとってもそうだ。
 内田のポジションである右サイドでの起用が予想される酒井宏樹はW杯アジア予選でポジションを掴む意気込みに満ち溢れている。
 「身体能力を評価してもらってうれしいですし、そこをピッチで表現しないといけない」と、ハリル監督から長所を見出されているという。サイドバックとしては長身の185センチ。しばしばフィジカル面を指摘するハリル監督にとっては力強さは魅力的に映るはずだ。「内容、結果とも重視したい。何より一つ勝つと言うこと。そこに尽きる」と、眼光は鋭い。

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