日本代表DF槙野、“サッカー熱”の下火懸念 「フィギュアスケートに負けないように」

日本代表DF槙野智章【写真:Getty Images】
日本代表DF槙野智章【写真:Getty Images】

槙野が危機感「サッカーの熱、ワールドカップの熱が冷めないように……」

 日本代表は20日、森保一体制5試合目となる国際親善試合・キルギス戦(豊田スタジアム/19時20分)に挑む。来年1月にUAEで開催されるアジアカップに向けて年内最後の一戦となるなか、DF槙野智章(浦和レッズ)は“サッカー熱”の下火を懸念。「フィギュアスケートに負けないようにね」とサッカーのアピールに燃えている。

 16日のベネズエラ戦は1-1のドローに終わり、森保体制の連勝は3でストップ。キルギス戦はアジアカップに向けた最後の親善試合となるなか、槙野は「最後の試合のホイッスルが鳴った時に、観に来ている方たちやピッチでプレーしている選手たちが、本当に気持ち良くこのゲームを終えたい」と必勝を誓った。

 ベネズエラ戦の先発はGKにシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)が起用され、最終ラインに酒井宏樹(マルセイユ)、吉田麻也(サウサンプトン)、冨安健洋(シント=トロイデン)、佐々木翔(サンフレッチェ広島)。2ボランチに遠藤航(シント=トロイデン)と柴崎岳(ヘタフェ)が入り、2列目に中島翔哉(ポルティモネンセ)、南野拓実(ザルツブルク)、堂安律(フローニンゲン)が並び、最前線に大迫勇也(ブレーメン)が入った。

 森保監督はベネズエラ戦からメンバーの大幅な変更を示唆しているなか、槙野は「国内最後、アジアカップ前ラストの試合なので、国民の皆さんに対してサッカーの熱、ワールドカップの熱が冷めないように、そのままアジアカップに持っていきたい」と危機感を募らせている。

 サッカー熱の下火を気にしている槙野は「フィギュアスケートに負けないようにね」と言及。さらに、フィギュアスケート・グランプリシリーズ第5戦ロシア杯で足首の負傷を乗り越えて優勝を飾った羽生結弦に重ね合わせるように、真横に立っていたMF原口元気(ハノーファー)に向けてエールを送った。

「原口くんも右足首を怪我していますし、それを負って明日はしっかりプレーしてくれる。飛んでくれるだろうし、頑張ってくれると思う」

 槙野も出場が濃厚と見られているが、年内最後のキルギス戦を良い形で終えられるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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