G大阪FWファン・ウィジョに海外注目 関係者を韓国メディア直撃「破格のいい話があれば…」

兵役免除を勝ち取ったアジア大会に送り出してくれたG大阪との協議が最優先も…

「欧州で関心が高いのは事実。ただ、ガンバ大阪との協議が先だ。契約期間があまり残っていないが、まだシーズンは終わっていない。ガンバ大阪も当然再契約を求めてくるだろう。ガンバ大阪がこれまで様々な面で配慮してくれたことを考えれば、真っ先に協議するのは当然のこと。破格のいい話があれば、それを進めるかもしれないが、基本的にはガンバ大阪と話を進めるだろう」

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 また、同サイトはファン・ウィジョの現在の気持ちについて、「ガンバ大阪はチームが降格危機にある状況にもかかわらず、ファン・ウィジョをアジア大会に快く送ってくれた。彼はガンバ大阪の配慮に感謝の気持ちを持っている。選手としては欧州進出を夢見ているが、ガンバ大阪への義理を捨てて、単独行動でチームを離れる考えはない」と言及。マネジメント会社側も「公式のオファーはまだ来ていない」と話しているという。

 筆者も今年9月にファン・ウィジョをインタビューしたが、その時も「チームを離れるなんて考えたことはありません。J1残留のために全力を尽くしたい」と強い口調で語っていた。

 Jリーグでの活躍が認められ、韓国代表にも必ず名前が挙がる存在になった。チームへの恩義を感じないはずがない。来季もJ1でプレーしている彼の姿が見られると思うが果たして……。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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