湘南がルヴァン杯初優勝! 20歳杉岡が殊勲弾、横浜FMとの“神奈川ダービー”決勝を1-0で制す

湘南ベルマーレが初優勝!【写真:荒川祐史】
湘南ベルマーレが初優勝!【写真:荒川祐史】

杉岡の豪快ミドルが決勝点! 1994年度天皇杯以来の国内三大タイトルを獲得

 国内三大タイトルの一つ、ルヴァン杯は27日に湘南ベルマーレと横浜F・マリノスによる決勝戦が埼玉スタジアムで行われ、前半36分にMF杉岡大暉が鮮やかなミドルシュートで決勝点を挙げた湘南が1-0で勝利。大会初優勝を飾った。

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 初優勝を狙う湘南と2001年以来17年ぶり2回目の優勝を目指す横浜FMの対戦は、立ち上がりから湘南が勢い良く立ち上がった。自陣からショートパスをつなぐ意図を見せる横浜FMに対して激しいプレッシングで自由を奪うと、試合開始20秒ほどでMF岡本拓也がペナルティーエリア内でシュートを放ったが、ボールはクロスバーを越えた。

 前半15分過ぎまでは一方的に湘南が攻める形になったが、横浜FMも徐々に落ち着いたボールポゼッションから両サイドを生かした攻撃を仕掛けた。それでもボール際に強さを見せる湘南の守備を攻略できずに時間が進んだ。

 湘南はカウンターに鋭さを見せ始め、同29分にはMF梅崎司が抜け出したがシュートは枠外。それでも同36分、中盤で湘南が受けたファウルを木村博之レフェリーがアドバンテージを採用して流すと、エアポケットのように浮いた位置で受けた20歳のMF杉岡大暉が持ち出して強烈な左足のミドルシュート。これがゴール右上に突き刺さり、湘南が先制に成功して前半を1-0で終えた。

 後半に入ると横浜FMが攻勢を仕掛け、1分と経たないうちにペナルティーエリア内でFWウーゴ・ヴィエイラとFW仲川輝人が立て続けに倒されたが、木村レフェリーと近くで見ていた追加副審の判断はノーファウル。湘南もすぐさまカウンターから梅崎が抜け出してシュートを放つチャンスを作り、受け身にならない姿勢を見せた。

 ボールを持つ横浜FMと球際に厳しく寄せる湘南の構図になった試合は、サイドから入り込む横浜FMがセットプレーも多く獲得してゴールに迫った。180センチ台のフィールドプレーヤーが二人の湘南に対し、ゴール前で先に横浜FMの選手が触る場面が多くなったが、湘南の最後まで体を寄せる守備でなかなかシュートを枠内に抑え込むことができない。

 横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は、同33分にMF大津祐樹に代えて、ここまで大会8ゴールのFW伊藤翔を投入して2トップにシフト。直後にはペナルティーエリア内で途中出場のFWイッペイ・シノヅカが倒されたプレーがノーファウルと判定されて、横浜FMの選手たちが猛抗議したものの木村レフェリーの判定は変わらなかった。

 試合終了までほぼ一方的に攻撃した横浜FMだったが、最後まで湘南ゴールをこじ開けることができずに、このまま試合は1-0で終了。湘南は大会初優勝を飾り、1994年度の天皇杯以来となる国内三大タイトル獲得となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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