ペドロが育った街クラブに置き土産 チェルシー移籍に伴う育成費で救済

年間予算を上回る大金を手に

 FWペドロ・ロドリゲスは、バルセロナからチェルシーへの移籍を決めた。この移籍により、同選手がかつて所属していたスペイン・テネリフェ地方の小さなクラブのラキ・サン・イシドロが大きな恩恵を受けることとなった。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
 
 ペドロは16歳でバルセロナの下部組織に入団する以前、このラキ・サン・イシドロに所属していた。同クラブは、今回の移籍により育成費としてバルセロナに支払われた移籍金の1.5パーセントにあたる40万ユーロ(約5520万円)を手にすることになったとリポートされている。アマチュアリーグに相当するテルセーラ・ディビシオン所属の同クラブは、年間予算が10万ユーロ(約1380万円)程度と言われており、これを大きく上回る臨時収入を手にした。
 
 またクラブは30万ユーロ(約4140万円)の負債を抱えていたというが、ペドロ・マネーにより、負債も一気に返済することが可能となった。思わぬ恵みの雨に、クラブも歓喜していることだろう。バルセロナで貴重な得点を量産し、多くのタイトルをもたらしてきた。小柄なウインガーは、母国の出身クラブへ大きな置き土産を残し、イングランドへと旅立った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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