「正確なパス」で2ゴール演出の原口をパナマ紙称賛 「つまらないサッカー」を圧倒

パナマ戦で2ゴールに絡んだMF原口元気【写真:田口有史】
パナマ戦で2ゴールに絡んだMF原口元気【写真:田口有史】

対戦国パナマの地元紙が日本戦を報道

 12日の国際親善試合で日本代表に0-3で敗れたパナマの地元メディアが、後半2ゴールに絡んだMF原口元気を称賛した。

 地元紙「ミ・ディアリオ」は、「日本が、つまらないサッカーをしたパナマを下した」との見出しをつけ、「2点目の伊東のゴールは、ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦ベルギー戦で先制点を奪った原口が、敵陣で出した正確なパスから生まれた」と分析。後半20分に原口からMF伊東純也、MF南野拓実とワンタッチでパスをつないだことが、最後に伊東のゴールを呼び込んだとしている。

 原口は同40分にも敵陣でのドリブルから前線のFW川又堅碁にパスを出し、3点目となる相手のオウンゴールも誘発しており、ロシアW杯でも活躍した原口の2得点に絡むプレーは、パナマメディアに強烈な印象を残したようだ。

 また、地元紙「パナマ・アメリカ」は、「日本はパナマを圧倒し、試合の主導権を握った」と報道。「W杯で日本を率いた香川や乾を欠くなか、森保監督は9月のコスタリカ戦とメンバーを変えたが、日本は前半徐々に試合の主導権を握った。パナマの中盤でのミスから前半終了間際に南野が先制点を奪うと、同点を狙うパナマに対し、さらにボールを支配して敵陣に攻め込み、2点を奪った」と、内容でも日本がパナマを圧倒していたことを報じた。

 地元紙「クリティカ」は、「パナマは前半は良かったが、後半はリズムを維持することができなかった。決定力を欠き、得点チャンスもほとんど作れなかった」と同国代表のパフォーマンスの低さに言及。地元紙「ディア・ア・ディア」によれば、パナマは4月17日のトリニダード・トバゴ戦での1-0の勝利を最後に、その後1分6敗と7試合白星がなく、この7試合で計17失点と守備が崩壊している。

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