ミラン指揮官 本田先発起用方針もトットナム移籍の可能性否定せず

指揮官「残留するか? 分からない」

 そう語った指揮官は「彼はいいプレーをする。まだコンディションが整っていないから、他の選手同様に、まだこれからもっと良くなる。そして素晴らしいメンタリティーを持っている。日本人はみんな真面目で全力を尽くす。最高のモチベーションを持って常に全力で取り組む」と語った。本田の日本人らしく真摯(しんし)に練習に取り組む姿勢を高く評価している。
 本田との会話についてはイタリア語に限ると指揮官は語る。「私はイタリア語を話す。彼が理解しているか? するしかないんだよ」。
 本田の姿勢を認めながらも、常に擁護した前任者のフィリッポ・インザーギ氏のような優しさよりも、「鬼軍曹」と呼ばれるほどの厳しさをたたえるミハイロビッチ監督。
 本田については去就問題が浮上している。トットナム、エバートンが獲得に乗り出し、トットナムはオファーを出したとも報じられている。ミランは公式番組「ミラン・チャンネル」で「オファーは一切届いていない」と背番号「10」に対するオファーを完全否定しているが、指揮官は本田の残留について「そう思うよ」と語った後、静かに「分からないんだ」と語った。
 オファーが届いた場合については、「それはガッリアーニCEOと本田に聞いてくれ。移籍市場は私の仕事ではない」と語っている。
 残留と言い切らない指揮官。8月末の移籍市場閉幕まで背番号「10」の去就問題には注視が必要な状況だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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