サッカーがつなぐ友情 元同僚のアイドルと女子トップ選手が誓う“夢の舞台での共演”

“選手”と“アイドル”として再会し、お互いの絆は一層深まった【写真:荒川祐史&Football ZONE web】
“選手”と“アイドル”として再会し、お互いの絆は一層深まった【写真:荒川祐史&Football ZONE web】

二人が思い描く夢は…「私が応援歌を歌って、舞がゴールを決めたら最高」

<テーマ5:元チームメイトが今は選手/アイドルとして活躍>

磯:「舞はサッカー漬けでジャージ姿の私しか知らなかったので、初めて(NMB48の)公演を見に来てくれた時に、偶然大人っぽいセクシーな曲をやったら『もう見ていられない!』とすごく恥ずかしがっていました。舞が試合で活躍してくれると自分のことのように嬉しいし、私も頑張って良いとこ見せなきゃと思わせてくれます」

京川:「中学、高校とブランクがあったので、ドラフト(AKBグループドラフト会議)で指名されて、アイドルになったと聞いた時は『あのカナが!?』と正直驚きました。劇場でアイドルらしい衣装を着て歌っている姿を見た時は別世界だと思いました。でも、自分の生き方、表現の仕方はサッカーもアイドルも同じ。それぞれ形は違いますけど、頑張っていかなきゃと刺激をもらえる存在ですね」

<テーマ6:今後二人でやりたいこと>

磯:「やっぱりサッカーでコラボしたいです! 欲を言えば、INACのスペシャルサポーター、応援マネージャーになって、NMB48が入場曲・応援歌を歌えたら最高ですね。そして、舞はピッチで選手としてプレーして、ゴールを決める――。この大きな夢をいつか叶えたいと思います」

京川:「ご飯を一緒に食べる時に、『一緒に仕事ができたらいいね』と漠然と話はしているんです。フットサル対決でもイベントでも、一緒にやれるならもうなんでもいい(笑)。でも、試合前に歌ってもらうのが一番いいんじゃないかな、と。お互いに茨城出身でそれに続こうと思えるし、INACの試合でカナが歌って私が活躍したら茨城への恩返しにもなるはずなので。皆さんの期待に応えられるように頑張ります」

[PROFILE]
磯佳奈江(いそ・かなえ)/1993年8月9日生まれ、茨城県出身。2013年、「第1回AKB48グループ ドラフト会議」で、NMB48・チームBIIに1巡目指名を受ける。小さい頃から鹿島アントラーズのスタジアムや練習場に通い、ユニフォームを着て声援を送る筋金入り。Jリーグだけでなく、スペイン1部リーガ・エスパニョーラの番組アシスタントを務めた経験もあるなど、国内外のサッカーに熱視線を送る。

京川舞(きょうかわ・まい)/1993年12月28日生まれ、茨城県出身。小学2年でサッカーを始め、高校は名門・常盤木学園へ進学。2011年にU-19アジア女子選手権で得点王と最優秀選手に輝き、高校卒業後にINAC神戸レオネッサに入団。2012年2月にはなでしこジャパンに飛び級で選出された。スピードを生かした積極的なプレースタイルが持ち味で、度重なる故障を乗り越えて今季はリーグ前半戦で3得点を記録。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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