“世界最速男”ボルトの適性ポジションをW杯優勝監督が提言 「役立つのはサイドバック」

デル・ボスケ氏(右)が、ボルト(左)について言及【写真:Getty Images】
デル・ボスケ氏(右)が、ボルト(左)について言及【写真:Getty Images】

デル・ボスケ氏が“フットボーラー”ボルトについて言及「多くのスペースをカバーできる」

 元陸上選手のウサイン・ボルトは現在、プロサッカー選手への道を目指して南半球の地で奮闘している。元スペイン代表監督のビセンテ・デル・ボスケ氏は、その適性ポジションについてサイドバックを挙げている。英紙「デイリー・テレグラフ」が報じた。

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 100m走の世界記録保持者であるボルトは、オリンピックで8個、世界陸上で11個の金メダルを獲得してきた。そして2017年のロンドン世界陸上を最後に、陸上選手としての現役生活にピリオドを打った。

 そのセカンドキャリアとして今度はプロサッカー選手を目指し、オーストラリア1部セントラルコースト・マリナーズFCに練習参加。プレシーズン中の練習試合に20分間出場するなど、大きな話題を呼んでいる。ただし、メディアからも戦術理解度や、連係面での課題を指摘されるなど、まだまだその道は険しいようだ。

 かつて“無敵艦隊”の黄金期を築いたデル・ボスケ氏は、ボルトがサッカー選手への活路を見出す適性ポジションについてこう語っている。

「彼は多くのスペースをカバーできるフルバックになれるだろう。ただ、ピッチの100m、もしくは60、70mをただカバーしていればいいだけではなく、何度も駆け上がる必要がある。そのためのスタミナはかなり要求されることになる。私は彼がスタミナを持ち合わせているのか把握していないが、それ次第になってくるだろうね。彼自身もそれは承知の上だろうけど」

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