「やっていて嫌だなと」 森保ジャパン最年少DFが衝撃、“対応困難”な日本人FWは?

森保ジャパン最年少のDF冨安【写真:Getty Images】
森保ジャパン最年少のDF冨安【写真:Getty Images】

シント=トロイデンで成長を遂げる188センチの19歳DF冨安、小林の巧みな動きに驚き

 ロシア・ワールドカップ(W杯)を終えて再スタートを切った日本代表は、森保一新監督の下で3日の札幌合宿からスタートを切った。7日に予定されていた国際親善試合チリ戦は6日未明に起きた地震の影響で中止となったが、代わりに急きょトレーニングを実施。フルコートで11対11の紅白戦を実施したなか、森保ジャパン最年少DF冨安健洋(シント=トロイデン)は対峙して嫌なFWの存在を挙げている。

 森保体制の初陣となるはずだったチリ戦は北海道地震により中止となった。試合の代わりにトレーニングが組まれ、11対11の紅白戦も行われた。9月シリーズの招集23人の中で最年少となる19歳DF冨安は、アビスパ福岡でプロデビューを飾った後、今年1月にベルギー1部のシント=トロイデンに移籍。今季は開幕から6試合連続出場と存在感を放つ。

 ベルギーで飛躍を誓う若武者は紅白戦で日本人ストライカーの凄みを感じたという。ベルギーでの経験を基に「日本人FWのほうが駆け引きはする」と語った一方、「小林悠選手は今回マッチアップする機会が多くて、常に僕の背後のポジションを取って狙っていた。やっていて嫌だなと感じた」と、昨季J1得点王に輝いた川崎フロンターレFW小林の名前を挙げている。

 今季も日本人最多タイの11ゴール(J1得点ランキング4位タイ)を叩き込んでいる小林は、絶妙な動き出しに加え、相手の逆を突く老獪さも兼備。日本人ストライカーの最高峰に名を連ねるが、冨安は質の高い動きに驚きを隠せなかったようだ。「そういったのはベルギーのFWにはない動き」と語り、対応が難しかったと振り返る。

 冨安は188センチの長身ながら、足元の技術とスピードは水準以上で、特大のポテンシャルを秘める。そんな期待の逸材にとって、30歳ストライカーの巧みな動き出しは最良の“教材”になったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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