元独代表DFメルテザッカー、壮絶な苦悩の日々を再告白 「もう練習だけで十分だった」

現役最終年の昨季、後半戦はほとんど試合に出場できなかったメルテザッカー【写真:Getty Images】
現役最終年の昨季、後半戦はほとんど試合に出場できなかったメルテザッカー【写真:Getty Images】

昨季は後半戦でほとんど試合に出ず現役引退「プレーする必要がないと思うと幸せ」

 2017-18シーズンをもって現役を引退した元ドイツ代表DFペア・メルテザッカーは、長年大きなプレッシャーに悩まされ、試合でプレーすることが大きな苦痛となっていたことを明かしていた。ドイツ代表104キャップを誇る長身DFは英公共放送「BBC」で改めてその苦悩について語っている。

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「現役最後の一年は特にプレッシャーを感じていた。本当に落ち着かない日々だった」

 昨季限りで現役引退し、現在はアーセナルの下部組織で指導者となったメルテザッカーは、選手時代に大きなプレッシャーを抱えながらプレーしていた。「プレーする必要がないと思うと幸せだった。もう練習だけで十分だったんだ」と本音を吐露している。

 試合前には緊張から嘔吐するのが常となっていたが、メルテザッカー曰く「辞めると公言してからは苦痛も和らいでいった」というほどに、試合の重圧は大きかったようだ。

 現役最終年の昨季、後半戦はほとんど試合に出場せず、シーズンを通してのプレーも公式戦12試合に終わった。それでも試合に出ないことで「ほっとしていた」というメルテザッカー。15年という長いキャリアを終え、メディアやファンからの期待の影に潜むプレッシャーという呪縛から解放されたようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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