「ボールは友達!」 今をときめくアイドル兼サッカー女子が思い描く“大きな野望”

ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】
ヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】

「右SBをやっていたので、自然と最終ラインに目が行きます」

――改めて、磯さんが感じるサッカーの魅力は?

「応援している人同士、もしお互いが知らなくても、ゴールが入った時にハイタッチして一緒に喜びを分かち合えるのは本当に楽しくて。『この選手いいよね』という話から友達になったり、輪が広がっていくのはすごく魅力です。ロシアW杯期間中は『大迫半端ないって』が流行ったので、NMB48の中でもサッカーをあまり知らないメンバーとの会話も増えました。半端ないって、をきっかけに『どんなプレーヤー?』『今度どこと対戦するの?』と興味を持ってもらえて。サッカーはコミュニケーションツールの一つですね」

――実際にサッカーをやっていた磯さん流の観戦方法はありますか?

「私は右サイドバックをやっていたので、自然と最終ラインに目が行きます。どうやってボールを回すのか、ラインをどれくらい上げるのか。ロシアW杯で日本がセネガル相手にオフサイドトラップを決めた時は興奮して叫びました(笑)。スーパーゴールだけじゃなく、FWとDFの駆け引きを楽しんだり、パスがつながってチームで挙げた得点は気持ちがいいです」

――今年、Jリーグには元バルセロナMFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)、元アトレチコ・マドリードFWフェルナンド・トーレス(サガン鳥栖)と世界的なスーパースターが加わり、日本のサッカーファンを沸かせています。

「Jリーグの魅力が一層増しましたよね。イニエスタ選手のデビュー戦(湘南戦)を現地に観に行かせて頂いたんですが、そのプレーも神戸サポーターの熱狂ぶりも凄まじかったです。ボールに触れるだけで歓声が上がる光景を初めて体感して、もしかしたらここはスペインなんじゃないかと思いました(笑)。イニエスタ選手のパスは、『俺がボールを出すから、君は足を出してゴールに蹴ればいいんだよ』くらいの精度で出てきます。私はスペインのボールをつなぐサッカーが好きなので、ヴィッセルがそういうスタイルになってくれたら嬉しいです」

――磯さんが今のJリーグで“イチ推し”の選手は?

「鹿島アントラーズの昌子(源)選手です。守備が武器ですが、ビルドアップで攻撃の起点にもなれて、鹿島では絶対的なCB。Jリーガーでも世界と戦えると証明してくれましたし、W杯で一番成長した選手だと思います。ロシアW杯のベルギー戦後に涙するシーンは何回見ても泣けてきますね。日本としては悔しい敗戦でしたけど、あの最後のカウンターは歴史に残る教訓だとプラスに捉えて、4年後に絶対リベンジしてほしいです」

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