ミランCEOが語る名門衰退の引き金 「最大の失敗はピルロの放出」

他と比べものにならない失敗

 ACミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは、ミランでのこれまでの補強戦略をたどり、イタリア代表MFアンドレア・ピルロの放出が名門凋落(ちょうらく)の引き金となったと分析した。
 7月30日に71歳の誕生日を迎えた強化責任者は、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューに応じ、これまでのミランでの足跡を振り返っている。ミランの強化責任者として最大の失敗についてこう語った。
「アンドレア・ピルロを放出したこと。他とは比べものにならない重大な失敗だよ」
 当時のマッシミリアーノ・アッレグリ監督(ユベントス)との不仲がささやかれたピルロは2011年シーズンにミランを去り、ユベントスに移籍した。そこからユベントスはリーグ4連覇を達成し、ミランは欧州のカップ戦出場権を2年連続で喪失している。
 ピルロは、この夏、ユベントスから米MSLニューヨーク・シティFCに移籍したが、マエストロ放出がミランにとっても、ガッリアーニCEOにとっても忘れがたいキャリアの汚点のようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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