C・ロナウド、開幕2試合連続不発 それでもユベントス監督が高く評価する理由は?
ユベントスのアッレグリ監督、ロナウドについて言及「非情に賢く…」
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間25日のセリエA第2節、ホーム開幕戦のラツィオ戦にフル出場した。移籍後初ゴールは生まれなかったものの、チームは2-0で開幕2連勝を飾っている。ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督はイタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」のインタビューに応じ、ロナウドについて「ここがイタリアで、スペインではないことを理解している」と話した。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
アッレグリ監督はロナウドを開幕のキエーボ戦後半に試したのと同様に左ウイングに配置し、前線の中央にクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチを据えた。4-3-3システムは前半に機能性が低かったが、後半にはロナウドにもボールが入るようになり、強烈なミドルを放つなどの存在感を示している。
注目される存在でありながら2戦連続不発となったロナウドだが、キエーボ戦よりも良くなかったという質問に対して、アッレグリ監督は右サイドに起用したイタリア代表FWフェデリコ・ベルナルデスキとの関係性に触れ、プレーの賢さを高く評価している。
「ベルナルデスキと違い、ディバラやコスタは縦に仕掛ける。ケディラとマトゥイディは違った形だが、相手にプレッシャーを掛けていく。クリスティアーノは非常に賢く、ここがイタリアで、スペインではないことを理解している。守備の局面でも良い仕事をしているし、ゴールを待ち望んでいるのは誰もがそうだ。良いプレーをしてくれている」
開幕戦ではコロンビア代表FWフアン・クアドラードやアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ、ブラジル代表MFドウグラス・コスタと前線を構成したロナウドだったが、この第2戦ではその三人が全てベンチスタート。マンジュキッチとベルナルデスキを交えた3トップに、三人のセンターハーフがフォローする形だった。アッレグリ監督は、このシーズンの序盤でまだ実験を繰り返している。
ロナウドはレアル・マドリード時代ほどボールを預けてもらえる機会が多くないが、コンディションやコンビネーションの問題はワールドカップ後の移籍初年度だけに避けられない。アッレグリ監督は、新加入のスーパースターに全幅の信頼を置いている模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)