U-20女子W杯優勝の日本がフェアプレー賞 宝田にシルバーボール賞、南にブロンズボール賞

U-20女子W杯初優勝を飾ったヤングなでしこ【写真:Getty Images】
U-20女子W杯初優勝を飾ったヤングなでしこ【写真:Getty Images】

日本は大会全体でのクリーンな戦いが評価されてフェアプレー賞を受賞

 ヤングなでしこの愛称を持つU-20女子日本代表が、現地時間24日のU-20女子ワールドカップ(W杯)決勝でスペインに3-1と勝利し、初優勝を飾った。試合後に各賞の受賞者が発表され、日本はチームとしてフェアプレー賞を獲得。個人ではFW宝田沙織(セレッソ大阪堺レディース)と主将のDF南萌華がそれぞれシルバーボール賞とブロンズボール賞を獲得した。

 日本はグループリーグでアメリカ、スペイン、パラグアイと同居し、“死のグループ”という評価の組分けだった。第2戦のスペイン戦で0-1と敗れたものの、2勝1敗でグループ2位通過。決勝トーナメントではドイツ、イングランドを破って決勝に進出し、決勝ではスペインとのリターンマッチを3-1と制した。

 世界一に輝いた日本は、大会全体でのクリーンな戦いが評価されてフェアプレー賞を受賞。得点ランキング上位に与えられるゴールデンブーツ賞は6得点3アシストで準優勝のスペインからMFパトリシア・ギジャーロ、シルバーブーツ賞は同じ6得点で3位のイングランドからジェージア・スタインウェイが受賞。日本はFW植木理子(日テレ・ベレーザ)と宝田が5得点で並んだが、決勝で得点して3アシストもマークしている宝田にブロンズブーツ賞が与えられた。

 また、大会MVPにあたるゴールデンボール賞はスペインのギジャーロがダブル受賞し、日本からは宝田がシルバーボール賞、主将の南がブロンズボール賞を受賞した。最優秀GKに与えられるゴールデングローブ賞は、イングランドのサンディ・マシーバーが受賞した。

 日本のU-20女子W杯の制覇で、A代表とU-17に続いて3世代全ての女子W杯を制覇するという偉業を達成。個人賞の受賞を逃した選手たちの中にも活躍が目立った選手がおり、決勝で得点したMF長野風花(仁川現代製鉄)とMF宮澤ひなた(ベレーザ)、大会2得点のMF遠藤純(JFAアカデミー福島)らの存在感を光った。GKからFWまで全員でのハードワークが実った日本は、表彰式で優勝トロフィーを受け取ると最高の笑顔を爆発させていた。

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