長崎初のオランダ人DFがJ2降格危機から救うか “闘将”バイスがもたらす強さと統率力

「100%中100%を出すのは当然のこと」

「海外の選手らしく人に強い。相手のFWがバイスの近くでボールを受けるのを嫌がるので、そこでの相手の反応や駆け引きに合わせて僕らは守備ができている」

 GK徳重健太の言葉どおり、当たりの強さや迫力は186センチ、85キロという数字以上の力を感じさせ、以前はボランチだったためにキックの質も平均以上。さらに試合が劣勢のなかでは自らゴールへ駆け上がることも厭わないアグレッシブさも持っている。

 そんな、メンタル面でもプレーでも、攻撃でも守備でもチームを引っ張る存在となっているバイスだが、現状に満足している様子はない。

「チームのために常にトレーニングやゲームで100%中100%を出すのは当然のこと。そして、もっとそこを上げていくために、全力を尽くすのも当然のこと」

 そう語るバイスの目は真っ直ぐで、そこには驕りも不安も感じさせない。J1での厳しい戦いが続く長崎だが、オランダから来た闘将がJ2降格を体を張って阻止してくれるに違いない。

(藤原裕久 / Hirohisa Fujihara)

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