長崎初のオランダ人DFがJ2降格危機から救うか “闘将”バイスがもたらす強さと統率力

V・ファーレン長崎DFバイスは、攻守にわたってチームを引っ張る存在となっている【写真:Getty Images】
V・ファーレン長崎DFバイスは、攻守にわたってチームを引っ張る存在となっている【写真:Getty Images】

守備再建を託され夏の移籍市場で獲得

 加入が発表された7月10日から早1カ月半、今やそのオランダ人は、最終ラインの絶対的な存在としてキャプテンマークを巻きながら、周囲に鋭いコーチングを飛ばしている。その選手の名はDFヨルディ・バイス。V・ファーレン長崎にとってクラブ史上初のオランダ国籍の選手であり、苦戦していた守備の再建を託された闘将だ。

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 初のJ1リーグを戦う長崎は、夏の移籍市場でリーダーを欲していた。単純にチームを支えるのならば現キャプテンのDF髙杉亮太やベテランのMF前田悠佑らがいる。だが、チームには力強く引っ張るタイプのリーダーはいなかった。戦力的に受け身の試合も多いチームにあって、相手の勢いを受け止め、弾き返し、押し戻す、そんなチームを鼓舞できる存在が求められるなかで、バイスの獲得は進められたのである。

「マエ!」
「イケ!」

 チームに合流した初日から、バイスは積極的に日本語で指示を飛ばした。大抵の新加入選手が、チームの雰囲気やスタイルを知ろうとして、静かに合流することが多いなか、バイスは合流初日からチームを引っ張ろうとする気迫に溢れていた。高木琢也監督はその姿勢を「経験値があるなかで、それを言葉、コーチングにできる」と高く評価する。そこには母国オランダを中心にいくつものチームを渡り歩き、リーグの降格・昇格やUEFAヨーロッパリーグ出場といった豊富な経験が背景にはあるのだろう。

 むろん、リーダーシップと経験値がバイスの全てではない。DFとしての能力も“助っ人”と呼ぶに相応しいものを備えている。

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