「日本人を思い出させる」 ポルトガル1部の“美ロッカー行為”に称賛「礼儀正しい」
ポルトガル1部フェイレンセ、敵地ヴィトーリア戦後にロッカー室を清掃する行為に反響
今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)決勝トーナメント1回戦でベルギーに2-3と敗れて16強敗退となった日本だが、試合後にロッカールームを綺麗に片付けて会場を去り、世界中から称賛を浴びた。そんななか、ポルトガル1部CDフェイレンセが日本代表と同じ行動を見せ、海外メディアから「日本人を思い出させる」と反響が広がってる。
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フェイレンセが敵地に乗り込んだ21日のリーグ第2節ヴィトーリアSC戦は、0-0のまま終盤まで時間が経過し、終了間際の後半43分にフェイレンセのFWファビオ・ストゥルジェオンが値千金のゴール。苦しみながらもフェイレンセがアウェーで勝利を手にした。
試合後、敵地のロッカールームから去る際、フェイレンセが地元メディアも驚く行動に出たという。「フェイレンセが日本のお手本に倣う」と報じたのはポルトガルメディア「MaisFutebol」だ。ロッカールームを綺麗に整理整頓し、掃除も済ませた後の写真を公開。「素晴らしい行為は、18年ワールドカップで日本人が見せた行動を思い出させる」と記している。また、ポルトガルメディア「PT Jornal」は「フェイレンセは公衆に教訓を与えた。勝利後にロッカーを清掃し、礼儀正しい行動が称賛された」と伝えた。
ロシアW杯での日本代表チームや日本ファンを引き合いに出したのが、ポルトガル紙「レコルド」だ。「フェイレンセが日本の例を踏襲し、ロッカー室を離れる」と触れ、次のように続けた。
「ロシアW杯で日本のファンが試合後にスタンドを清掃していたのを覚えていますか? また、日本代表チームが試合後にロッカー室を清掃して去ったのを覚えていますか?」
ロシアW杯で日本代表が見せた振る舞いは今も世界から称えられるなか、イタリアの名門フィオレンティーナやチリのCDコブレロアなども“美ロッカー運動”を見せており、着実に各国で根付きつつあるようだ。