不振トーレスは「灰色に染まりつつある」 好調イニエスタとの明暗にスペイン紙注目

 現時点で明暗が分かれているイニエスタとトーレス【写真:Getty Images】
現時点で明暗が分かれているイニエスタとトーレス【写真:Getty Images】

移籍後初ゴールはまたもお預け、鳥栖も残留に黄色信号

 サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、J1第23節名古屋グランパス戦で先発フル出場を果たしたが、またも不発に終わった。移籍後7試合に出場したが、依然として初ゴールはお預けとなっている。母国のスペイン紙「マルカ」も、トーレスの厳しい状況について言及している。

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 鳥栖は19日、残留争いを繰り広げる名古屋とアウェーで直接対決。今後の行方を左右する大一番となったが、0-3と完敗した。順位も逆転され、16位とプレーオフ圏内に沈み、残留に黄色信号が灯っている。

 記事では、「イニエスタはヒラツカでも輝いた一方、トーレスは打ちのめされ、下をうつむき続けている」と見出しを打って特集。同日にヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、アウェーの湘南ベルマーレ戦(2-0)で正確無比なフィードから先制点を演出する活躍を披露。加入後2得点を記録しており、順風満帆な日々を過ごしている一方、トーレスは苦戦を強いられていることを説明している。

 移籍後7試合に出場するもいまだノーゴール。ロングフィードを競り合う“ターゲットマン”の役割を担い、同僚との連携も高まってきてはいるが、「トーレスは個人としてもチームとしても灰色に染まりつつある」と、深刻な得点力不足に陥っており、降格圏まであと一歩の危機的状況を迎えていると警鐘を鳴らしている。

 また、22日に行われる天皇杯4回戦では鳥栖と神戸が顔を合わせることになり、トーレスとイニエスタの直接対決が実現する可能性も指摘。現時点では明暗の分かれている両者だが、スペイン紙も今後の動向に熱視線を送り続けている。

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