衝撃の70m一人カウンター、ジャマイカ代表FWを海外絶賛「別惑星からのスプリント」
米DCユナイテッドのFWマトックスが圧巻ゴール 海外メディア「完璧なカウンター」
元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが所属するアメリカ1部DCユナイテッドは、16日にポートランド・ティンバースと対戦し、4-1と快勝した。ルーニーが2ゴールを決めた一戦で大きな注目を集めたのは、超人的な身体能力で知られるジャマイカ代表FWダレン・マトックスだ。一人で決めきった圧巻の独走ゴールに、海外メディアは「完璧な個人カウンター」「別惑星からのスプリント」と絶賛している。
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先制したのはアウェーのティンバースだった。前半34分に被弾したDCユナイテッドだったが、同43分にルーニーが同点弾を決めると、後半早々にはMFオニール・フィッシャーが逆転ゴールを奪う。さらに後半23分には再びルーニーが決めて3-1と突き放した。そして会場のファンもアッと驚くシーンが生まれたのは、後半アディショナルタイムだ。
自陣エリア内の混戦からボールを受けたマトックスは、そのままドリブルでボールを運んでカウンターを発動。そのままハーフウェーラインを越えると、対峙した一人目をドリブルでかわす。さらにカバーリングに入った二人目も強引なドリブルで置き去りにすると、飛び出したGKを嘲笑うようにふわりと浮かしたループシュートを流し込んだ。マトックスは思わずユニフォームを脱いで歓喜を爆発させ、スタンドのファンもスーパープレーに大歓声を上げてスタジアムは興奮のるつぼと化した。
海外スポーツメディア「BeSoccer」のスペイン語版では「米メジャーリーグサッカーは活況を呈しているが、それを証明するものがある」と記すと、「マトックスが完璧なカウンターを披露した。彼は相手ゴールから約70メートル離れた場所でボールを受けてゴールに直進した。完璧な個人カウンター、別惑星からのスプリント」と大絶賛している。
27歳のマトックスはこれまでにも驚くべきスピードを駆使したプレーで脚光を浴びてきた。陸上男子100m走の世界記録保持者である“人類最速の男”ウサイン・ボルトを輩出したジャマイカ出身のスピードスターが、再び衝撃を与えたようだ。