“神の子”トーレスが断言 昨季J1王者の川崎は「今までで一番強いチームだった」

初ゴールは逃したものの、トーレスは川崎との戦いに満足感を示した【写真:荒川祐史】
初ゴールは逃したものの、トーレスは川崎との戦いに満足感を示した【写真:荒川祐史】

初ゴールお預けのトーレス、格上の川崎相手のドローには満足感示す

 サガン鳥栖は15日、J1第22節で川崎フロンターレと敵地で対戦し、0-0で引き分けた。5試合連続のスタメン出場となった元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、この日も移籍後初ゴールはお預けとなったものの、昨季王者を相手に貴重な勝ち点1を手にしたことに満足感を示している。

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 鳥栖は立ち上がりから川崎の猛攻に苦しみ、防戦一方の展開となった。シュート数は川崎の25本に対し鳥栖はわずか2本。圧倒的に押し込まれるなかで、トーレスはシュート0本に終わったが、試合後の表情は晴れやかだった。

「私たちはよく守り、よく戦い、ドローを手にした。川崎はランキング上位のチームなので良いドローと言える。カウンター攻撃をしたかったけれど、チャンス自体が作れなかった。でも、これは本当に大事なドローだ」

 トーレスがここまで勝利に執着せず割り切った受け答えをしたのは、それだけ対戦した川崎が手強い相手だったと、ピッチ上で認識したからこそだった。

「川崎は今までで一番強いチームだった。とても良いプレーをするチームですね。私たちとしては、相手がとても手強かったので難しかった。とにかく守るべき日だった」

 来日してから6試合に出場しているトーレスだが、そのなかで川崎が最も高いクオリティーを備えているチームだと断言。アウェーで勝ち点1を持ち帰ることが精一杯だったと認めている。

 川崎はJリーグ屈指のパスワークと攻撃力を誇るチームであり、そのスタイルはスペイン代表の“ティキ・タカ”に通じるところがある。それだけに母国で“神の子”と称され、長年代表の一員として活躍したトーレスにとっては、強く印象に残るチームだったのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku)



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