フランス対ホンジュラス “グループ最強”フランスの憂鬱

リベリーの負傷離脱も直近のテストマッチで好調のフランス攻撃陣

 

 今大会もまだ始まったばかりだが、2日目に前回優勝国スペインがオランダに大敗を喫し、世界に衝撃を与えた。3日目にはウルグアイが格下と目されていたコスタリカに完敗した。そう考えれば、フランスがホンジュラス相手に三たびジャイアントキリングを食らう、というのも十分起こりうる話だ。

 フランスの戦力チェックしてみよう。まず忘れてはならないのがチームの絶対的エース、フランク・リベリーの負傷離脱。勿論、チームにとって大きな痛手だ。しかし、直近のテストマッチ3戦で13得点を荒稼ぎしており、その攻撃力に陰りはない。

 破壊力抜群のフランスが採用するシステムは、4-3-3だ。トップには、万能型FWのカリム・ベンゼマか、フィジカルが強くポストプレーでチームに貢献するオリビエ・ジルーが、相手チームによって使い分けられる。右ウイングには小柄なテクニシャン、マテュー・バルブエナが陣取り、リベリーがプレーするはずだった左ウイングには得点もとれるドリブラー、アントワーヌ・グリーズマン、あるいはスピードが売りのロイック・レミーが配置される可能性が高い。

 現在のフランスの一番の武器である中盤はポール・ポグバ、ブレーズ・マトゥイディ、ヨアン・カバイェの3人。攻守共にハイレベルで、ワールドカップ出場国どこと比べてもひけをとらない。

 最終ラインには、左から高精度のクロスを送るパトリス・エブラ、フィードが売りのローラン・コシェルニー、知性としなやかなフィジカルを持つラファエル・バラン、球際に強いマテュー・ドビュシー、そして、ゴール・キーパーには良い飛び出しでピンチの芽を摘むユーゴ・ロリスが起用される。どのポジションにも、欧州主要リーグの強豪のレギュラークラスが名を連ねており、その実力は折り紙付きだ。

 

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