バルサ移籍のアルダ 1月まで出場不可もチーム帯同へ

懸念される実戦感覚の欠如

 アトレチコ・マドリードからバルセロナへの移籍が決定しているMFアルダ・トゥランは、バルセロナが補強禁止処分を受けているため、2016年1月まで選手登録が認められていない。試合への出場が不可能なため、英地元紙「ミラー」では禁止処分が解除となる1月まで期限付き移籍の形で母国の古巣ガラタサライへ移籍が報じられていた。
 しかし、バルセロナのルイス・エンリケ監督はアルダがチームに残ると主張した。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
 エンリケ監督はアルダについて「彼は1月までプレーできない。しかし、私はそれまでチームに残ってほしい。期限付 きでの移籍については考えていない」と、新加入のトルコ代表アタッカーを1月までチームにとどめる意向であることを明かした。
 バルサはセビージャからスペイン代表MFアレイシ・ビダルの獲得も決まっており、同様に1月までは選手登録が認められていない。だが、選手はこの状況を受け入れている。
 また、獲得が取り沙汰されていたユベントスMFポール・ポグバに関しては、ジョゼップ・バルトロメウ会長の再選で可能性が低くなったとも報じられているが、同選手も獲得が決まった際には、2016年1月まで期限付き移籍の形でユベントスに残留すると見られていた。
 およそ5カ月にわたって試合出場が不可能となれば、実戦感覚の不足が懸念される。それでも選手にとって名門バルサへの移籍 となれば、そうしたリスクを冒すだけの価値があるということなのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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