乾貴士、新天地ベティスでテストマッチ初出場 スペイン紙も周囲との連携向上に期待
ボーンマスとの一戦に後半25分からプレー
日本代表MF乾貴士が、新天地ベティスでテストマッチデビューを果たした。現地時間3日に行われたボーンマス戦に途中出場。得点に絡むことこそなかったが、スペイン紙「マルカ」も初陣を報じている。
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試合は前半16分にDFマルク・バルトラのフィードに抜け出したMFリャド・ブデブズが相手GKのミスを突いて先制点をゲット。アディショナルタイムにはチームの精神的支柱であるMFホアキン・サンチェスの絶妙な浮き球パスに飛び出したMFローレンが追加点を決めて趨勢を決めた。
そのなかでベンチスタートだった乾は、後半25分にピッチへと送り込まれる。会場はボーンマスのホームスタジアムだったが、観戦に訪れたベティスファンから拍手で送り出され、主戦場である2列目左サイドへと配された。
決定的なチャンスこそ作れなかったが、同30分にはホアキンとポジションチェンジを試みて中央でドリブル突破を仕掛けてファウルを受けるなど、自分の特長を出しつつ周囲との連係構築を図っているようだ。同紙も、この試合で乾とともに新加入したポルトガル代表MFウィリアム・カルバーニョに触れて、こう記している。
「カルバーリョはラ・リーガにおいての話題の一つで、ポルトガル代表の主力のようなパフォーマンスが期待されているし、乾もデビューを飾った。翌日にはカーディフとの対戦があるが、そこでさらに多くの時間を周囲と詰めていけるだろう」
8月17日に迫るレバンテとのリーガ・エスパニョーラ開幕戦に向けて、徐々に調整のピッチを上げていると見ているようだ。ロシア・ワールドカップで2得点を奪い、一躍その名を世界に轟かせた乾。チームメイトの前で「ドラえもん」のテーマソングを歌う様子を自身のSNSにアップロードするなど人気者となっているが、本分であるピッチ内でも溶け込もうと自分らしいプレーを見せている。
(FOOTBALL ZONE編集部)