モナコ移籍のエルシャラウィが完全復活にゴールデビュー

ミランから移籍初戦のPSV戦で華麗な決勝弾

 ACミランからモナコに移籍したイタリア代表FWステファン・エルシャラウィが、自らのゴールで新しい門出を祝福した。
 自身のデビュー戦となったオランダのPSVアイントホーフェンとの17日の親善試合にスタメン出場したエルシャラウィは後半40分に新天地初ゴールを決め、3-1での勝利に貢献した。
 左サイドからのクロスに走り込んだスピードスターは右足でダイレクトに合わせ、ゴール右隅に決勝点を流し込んだ。
 ミランとモナコの契約では買い取りオプション付きのレンタルとなっている、公式戦15試合に出場すれば自動的に総額1800万ユーロ(約25億円)で完全移籍となるため、故障なく順調に進めば問題なくクリアすることが予想される。
 モナコは7月28日と8月4日に欧州チャンピオンズリーグ予選3回戦でFW久保裕也が所属するスイスのヤングボーイズと対戦する。その後はプレーオフも行われるために、チームを早い段階である程度まで仕上げる必要があるが、新エースが順調なスタートを切ったことは昨季CL8強に進出した強豪にとって朗報だ。
 チーム幹部が「彼の到来で我々の補強戦略のハイライトを記録できた」と語るほどの期待感を持って迎えられたファラオーネ(エジプトの王にちなんだ愛称)は2012年シーズンにセリエAで19得点を記録した頃の輝きをモナコで取り戻せるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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