パッツィーニが明かしたミランでの日々 インザーギ監督の確執を語る
「ミランに魅せられて、見捨てられた」
ACミランからベローナに移籍した元イタリア代表FWジャンパウロ・パッツィーニが、昨季ミランを率いたフィリッポ・インザーギ監督との確執を振り返った。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」のインタビューに応じたもの。
昨季のミランの1トップのファーストチョイスは、16得点を記録したFWジェレミー・メネズだった。出場機会を手にすることができなかったパッツィーニは、インザーギ監督と多くの議論と口論を重ねたと明かしている。
「僕はミランに魅せられて、そして、見捨てられたと言っても過言ではないかもしれない。僕は自 分にふさわしい出番を手にできなかったので後悔はない。インザーギ監督? 多くの冷静な議論を交わした。冷静とは言えないやりとりもあった。最後の口論のあと、会話を終わりにしようと決断した。個人的にはただ待つよりも、問題を明確にして取り組む必要があると思ったんだ」
パッツィーニは、指揮官との日々をそう振り返った。一方で、シニシャ・ミハイロビッチ新監督が就任した今季のミランについても言及し、「彼はうまくやると思う。正しい個性と性格を持っているからね。あの集団にはルールが必要だ。彼らに強制できる存在がね」と口にしている。鬼軍曹タイプと称されるミハイロビッチ監督については高く評価していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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