マンU、セルヒオ・ラモス獲得に移籍金81億円の最終提示
年俸5年総額74億円を準備へ レアルは交渉に応じるか?
マンチェスター・ユナイテッドがレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモス獲得に向け、移籍金6000万ユーロ(約81億円)のオファーを準備していると、スペイン地元紙「アス」が報じている。ユナイテッドはこれ以上の金額を支払う意志はなく、これが獲得に向けた最後のチャンスになるとレポートされている。
ユナイテッドは4500万ユーロ(約61億円)でスペイン代表DF獲得を目指したがレアル側がすでに拒否したと報じられている。GKダビド・デ・ヘアの移籍交渉に関するトレード要員としての要求も、レアル側は拒否している。
ラモスはレアルとの契約延長交渉で、年俸の600万ユーロ(約8億1000万円)から1000万ユーロ(約13億5000万円)へのアップを要求した。交渉は決裂し、クラブ幹部との関係悪化がささやかれていた。しかし、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長はラモスを「売却不可能」の選手として、残留を示唆している。
新たに6000万ユーロという高額の移籍金を用意したユナイテッドは、ラモス側に5年契約、年俸は総額5500万ユーロ(約74億円)という高待遇を準備。これはユナイテッドの主将ウェイン・ルーニーとほぼ同等のものだという。
クラブ在籍が10年を超え、GKイケル・カシージャスが退団したことで、ラモスには新主将としての役割も期待されている。一方、白い巨人はカシージャスを放出し、デ・ヘア獲得の準備を進めている。ラモスを慰留し、新守護神を諦めるのか。それともラモスも残留させ、デ・ヘアも手中に収めるウルトラCも存在するのか。レアルの動きに注目が集まっている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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