レアルとマンUが新たなバトル アルゼンチン守護神争奪戦へ
ファン・ハール監督の愛弟子ロメロがターゲット
マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードの両クラブが、元サンプドリアのアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロの獲得をめぐり争奪戦を展開していると、英地元紙「デイリー・メール」が報じている。ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアをめぐり争いをの両クラブによって、GKをめぐる新たな争いが勃発しそうだ。
ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、米国ツアーに第2GKのビクトール・バルデス帯同させず、放出の方針を明らかにしている。レギュラーのデ・ヘアの去就とは関係なく、新たなGKの獲得に動かなければいけない状況となっている。
そこで目をつけたのが昨年のブラジル・ワールドカップや先の南米選手権でアルゼンチン代表のゴールマウスを守り、指揮官のAZ時代の教え子でもあるロメロだ。ユナイテッドは契約満了でサンプドリアを退団した同選手に対し、年俸140万ポンド(約2億7000万円)の条件で接触しているようだ。
しかし、イケル・カシージャスをFCポルトへ放出したレアルも、28歳の守護神争奪戦に加わったと見られている。デ・ヘアの獲得交渉が停滞しているため、レアルにとってもGKは大きな補強ポイントとなっている。コスタリカ代表GKケイラー・ナバスという頼れる存在はいるが、ユナイテッドからDFセルヒオ・ラモスを含めたデ・ヘアとの2対1トレードを提案されるなど、両クラブによるGKをめぐる駆け引きは激化している。
ロメロに対してはASローマも関心を示しているという。この夏はカシージャスをはじめ、ペトル・チェフ(アーセナル)やペペ・レイナ(ナポリ)、アスミール・ベゴビッチ(チェルシー)ら実力あるGKの移籍が多く実現している。そんな中、アルゼンチン代表のレギュラーが移籍金なしで獲得可能となれば、争奪戦は避けられないだろう。
そして、ロメロの去就はデ・ヘアの動向にも少なからずの影響をもたらすことは間違いなさそうだ。