PSGブラン監督はイブラ残留を明言 思惑が入り乱れる狂想曲の行方は?

食い違うフランス・イタリア間での報道

 パリ・サンジェルマンのローラン・ブラン監督は、ACミラン移籍で年俸面で合意に達したとイタリア地元紙が報じているスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの今季残留を明言している。フランス地元紙「ル・パリジャン」が報じている。
 ミランは12年シーズンに手放したイブラヒモビッチ再奪取に執念を燃やしている。3年契約でイブラ側と条件面で合意に達したとイタリア地元紙はレポートしているが、ブラン監督はエース放出に待ったをかけた。
「イブラヒモビッチは残留するのか?それに関しては一切の疑いも存在しない。新聞で書かれていることは信頼しないことにしている。我々が考える限りでは、状況はとてもクリアだ。イブラは2015年から16年シーズン、このチームの一員だ」
 ブラン監督はこう言い切ったという。イブラヒモビッチと契約するミノ・ライオラ代理人はPSGに契約延長を求めているが、契約期間は16年6月で終了する。PSGも移籍金を550万ユーロに設定したと報じられているが、指揮官はカリスマストライカーを今季放出する意向のないことを、再三強調している。様々な立場での思惑が入り乱れるイブラ狂想曲だが、花の都パリとファッションの発信地ミラノの間では、メディア同士も情報戦で火花を散らしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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