スターリング強行移籍実現 93億円でマンC合意

2013年のベイルに次ぐ、英国人史上2位の高額移籍へ

 リバプールがイングランドFWラヒーム・スターリングの移籍でマンチェスター・シティと合意に達したとBBC」が報じた。
 これまでにシティはこの20歳の快足アタッカー獲得のため、はじめに移籍金3500万ポンド(約66億円)でオファー。それが断られると今度は4000万ポンド(約76億円)と2度に渡り獲得に動いたが、リバプールが5000万ポンド(約95億円)を要求し、交渉は破談に終わっていた。
 それでも、クラブへの無許可インタビューで移籍願望を明らかにし、今季始動後、2日間の練習を病欠し、プレシーズンツアーへの帯同を一時拒否するなどスターリングは移籍を強行する姿勢を貫いた。地元メディアはスターリングが残留の条件にブレンダン・ロジャース監督の解任を挙げているとレポートするなど、クラブとの関係はもはや修復不可能だった。リバプールもシティからの3度目のオファーで交渉の席につくと、最終的には4900万ポンド(約93億円)で合意に達したようだ。
 報道によれば2013年にトットナムからレアル・マドリードへ移籍したウェールズ代表FWギャレス・ベイルの8530万ポンド(約161億円)に次ぐ、英国人プレーヤーとして史上2番目の高額な移籍金となった。
 20歳にしてプレミアリーグでの出場はすでに95試合を数えた。イングランド代表にも定着し、リバプールの主力選手として将来を嘱望されていたスターリングだが、昨季リーグ2位となったタレント軍団シティへの移籍を強行した格好だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド