トルコ新興勢力の野望 ロナウジーニョ、エトーに続き、元スペイン代表守護神獲り

2部から昇格アンタルヤスポルが大型補強 ビクトル・バルデスと交渉中

 

 今季からトルコ1部のスーパーリーグに昇格を果たしたアンタルヤスポルが、マンチェスター・ユナイテッド元スペイン代表GKビクトル・バルデスの獲得に近づいているようだ。クラブの広報担当ハサン・アリ・セイラン氏が交渉を行っていると「ユーロスポーツ」に対して明かした。
 アンタルヤスポルはこれまでにバルセロナでかつて活躍したFWサミュエル・エトー、FWロナウジーニョという2人のスター選手を獲得。ギュルテキン・ゲンジェル会長は、さらなる大物選手の獲得を示唆していたが、どうやらまたもバルセロナ出身のプレイヤーに目をつけたようだ。
 バルデスは、バルセロナ在籍時の2014年3月に右膝前十字靭帯損傷の重症を負い、ブラジル・ワールドカップ出場も夢へと消えた。その後はバルセロナを退団し、リハビリに専念。負傷が癒えた後、1月にユナイテッドと1年半契約を交わした。昨季はプレミアリーグで2試合に出場した。
 アンタルヤスポルは大型補強を敢行しヨーロッパ内でも大きな話題を呼んでいる。しかし、国内リーグ昨季王者のガラタサライがアーセナルからドイツ代表FWルーカス・ポドルスキを獲得。2位のフェネルバフチェもユナイテッドからポルトガル代表FWナニの獲得を決め、オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーの加入も目前となっている。ビッグネームの参入でトルコがさらなる盛り上がりを見せている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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