シャキリ、シャルケ移籍でブンデス復帰へ 内田とホットライン形成も

待ち構える定位置争い

 今夏の移籍がうわさされるインテルのMFジェルダン・シャキリはシャルケへの移籍が迫っているようだ。伊衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。
 23歳のスイス代表MFは、今年1月にバイエルン・ミュンヘンからインテルへ期限付きで移籍。その際、シーズン後の買い取り義務オプションが付けられており、現在はインテルの選手となっている。しかし、セリエAでは実力を発揮できず、ロベルト・マンチーニ監督の構想からも外れているようだ。再び今夏にも、移籍の可能性が浮上していた。
 移籍市場で積極的な動きを見せるプレミアリーグのストークからオファ ーが届いたものの、これをシャキリが拒否。しかし、シャルケからのオファーには好意的な反応を示しているようで、わずか半年でブンデスリーガの舞台に帰ってくることが濃厚となったようだ。
 シャキリは前線の左右両サイドや、中央でのプレーが可能。左利きの同選手は右サイドから、中央へのカットインでゴールに迫るプレーも得意としている。日本代表の右サイドバック内田篤人とは、新たにDFとMFの縦関係でコンビを組む可能性もありそうだ。
 内田にとって右サイドの“相棒”といえば、ペルー代表MFジェフェルソン・ファルファンだが、同選手は負傷で昨季の大半を棒に振り、リーグ戦9試合の出場に留まった。ペルー代表の一員として南米選手権に参加し、3位と躍進したものの、3位決定戦 はやはり負傷で欠場していた。
 シャキリの加入が決まれば、ファルファンのほか、ドイツ代表の21歳MFユリアン・ドラグスラー、19歳のマックス・マイヤーなどとともに攻撃陣は激しいポジション争いが繰り広げられそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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