オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーは、マンチェスター・ユナイテッドからフェネルバルチェへの移籍で合意に達している。今回のこの移籍決断の理由は、ルイス・ファン・ハール監督の「裏切り」にあったようだ。地元紙「サン」が「RVPの裏切りによりユナイテッドを退団」という見出しで報じている。 昨季までユナイテッドの前線に君臨してきたエースストライカーが、赤い悪魔を去る。現地でメディカルチェックを行ったことも伝えられたファン・ペルシーだが、記事によると、「オールドトラッフォードのボスであるファン・ハールに対して激怒し、追い出されたと信じ ている」と報じている。 昨夏のブラジルワールドカップでオランダ代表を3位に導いた指揮官と、エースは昨季ユナイテッドで再びタッグを組んだ。蜜月が予想されたが、記事では「予想よりも明確にフレンドリーではなかった。昨シーズン、緊張は高まり続け、関係は修復不能となった」とリポートし、2人の間に衝突があったという。 ファン・ペルシーは、故障やコンディション不良もあり、思うような出場機会を手にすることはできなかった。W杯で死力を出し切ったことも、コンディション低下の一因となった。その技術とセンス、左足の破壊力は絶大なだけに、かつての恩師を見返すようなトルコでの活躍に期待が集まっている。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 te xt by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images