シュバインシュタイガー、ついにマンU行き合意へ 

移籍金27億円 かつての恩師ファン・ハール監督と再タッグへ

 バイエルン・ミュンヘンのドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーがマンチェスター・ユナイテッドへの移籍で合意に達したとドイツ地元紙「ビルト」が報じている。
  記事によれば、ユナイテッドは移籍金2000万ユーロ(約27億2000万円)、年俸1000万ユーロ(13億6000万円)の3年契約を提示したという。かねてからユナイテッドの関心は伝えられており、バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOはシュバインシュタイガーがユナイテッドからのオファーを光栄に思っているという発言を残していた。
 17歳でバイエルンにデビューし、30歳となった現在までクラブ一筋でここまできたシュバインシュタイガーが、かつての恩師ルイス・ファン・ハール監督とイングランドの地で再会を果たすことになりそうだ。2009-10シーズン、同選手はこのオランダ人指揮官のもとでサイドMFからセンターハーフへコンバートされ、一層の飛躍を遂げた。2013年には欧州チャンピオンズリーグ、14年にはドイツ代表の一員としてワールドカップ制覇に貢献した。
 ユナイテッドはイングランド代表MFマイケル・キャリック以外にゲームを組み立てるボランチ不在で、補強が急務とされていた。そこで獲得動いたのはプレミア初挑戦となるものの、実績十分のドイツ代表だった。
 すでにオランダ代表FWメンフィス・デパイを獲得し、イタリア代表DFマッテオ・ダルミアンの獲得もメディカルチェックを残すのみとなるなど、赤い悪魔は大型補強を続けている。今夏の選手獲得資金は昨夏と同額の270億円とも伝えられる中、レアル・マドリードDFセルヒオ・ラモスなどワールドクラスのビッグネーム獲得にも動いている。2年連続の大型補強で3季ぶりのプレミア王者奪還を目指す。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング