レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは9日、レアルの専用練習場「バルデベバス」で行われた主力組の始動日に合流した。その際、満面笑みでフィオレンティーノ・ペレス会長と抱擁を交わしたという。 これまでラモスは、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍を熱望していると報じられてきた。関係悪化も伝えられた両者だが、レアルの公式ツイッターに2ショット写真が掲載され、雪解けを強調した。 白い巨人の守備の要として活躍してきたラモスは、2017年6月に契約満了となる。そのため、クラブ側と年俸交渉を進めてきたが、ペレス会長に給料アップを拒否 されて関係は悪化。ラモスはマンU移籍を熱望するに至っていた。 スペイン地元紙「AS」によると、レアルはラモスの移籍金を9000万ユーロ(約122億円)に設定しているという。一方、レアルはスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの獲得に動いているが、ユナイテッド側はラモスを放出した時にのみ、守護神との交渉を許可するとも報じられている。 緊迫した状況下でレアル側は、抱擁写真をツイッターにアップ。そこには、ディフェンスリーダー慰留をアピールする狙いがあるのかもしれない。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images