ファン・ハール監督、移籍金111億円でドイツ代表エースの強奪を狙う

マンUの補強最優先はドイツ代表ミュラー ファン・ペルシー後釜に期待

 
 マンチェスター・ユナイテッドはフェネルバルチェ移籍寸前のFWロビン・ファン・ペルシーの後釜として、ルイス・ファン・ハール監督はバイエルンを指揮した際の愛弟子であるバイエルン・ミュンヘンのMFトーマス・ミュラーを獲得方針だという。英地元紙「デイリー・スター」が報じている。
 
 ファン・ペルシーは2011-12シーズン、12-13シーズンに2年連続で得点王を獲得。しかし、14-15シーズンでは度重なる負傷に苦しめられ、リーグ戦10ゴールに留まることになった。
 
 昨季トップ4返り咲きに成功した名門は、リーグ優勝、欧州制覇などタイトル奪還を目指し、今年も大型補強に踏み切る方針を固めていた。その一方、オランダ人エースは余剰戦力とみなされており、トルコ強豪フェネルバフチェに移籍金470万ポンド(約8億7000万円)で放出することで合意に達したという。
 マンUは、これまでチームをけん引してきたレフティの後釜として、ドイツ代表ミュラーに焦点を当てているという。ミュラーは、かつてバイエルンを率いたファン・ハール監督の元でプロデビューを果たし、重宝された。ミュラーは以前、ファン・ハールに対し「いまだスペシャルな関係」と語り、堅い絆で結ばれた師弟関係が存在することを強調していた。
 
 オランダ人指揮官は、かつての申し子とオールド・トラッフォードで再会することを熱望しており、今夏の最優先補強ターゲットに設定。バイエルンはオファーを固辞する方針というが、資金力に優れるマンUは最大6000万ポンド(約111億円)の巨額資金を投じて、ミュラーを強奪する構えにあるという。
 
 昨夏の移籍市場で270億円を投じた圧倒的な資金力を背景にビッグネームを狙い続けるマンUとファン・ハール監督だが、バイエルン時代の愛弟子がエースとしてマンチェスターにやってくるかもしれない。
 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 
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